青少年育成推進員協議会が発足した昭和から時代がうつり変わり、上尾市でも当初の役割から時代に合わせて少しずつ変化してきています。
しかし、時代が変わっても、青少年健全育成のための役割という基本理念は変わることなく活動を続けています。
上尾市青少年育成推進員の主な役割および活動内容は以下の5つです。
①地域の健全育成組織との連携
上尾市青少年育成推進員(以下推進員)は、上尾市青少年育成連合会(以下連合会)の各地区会議の事務局として活動しています。
連合会地区会議の事務局として地域の学校、各自治区、スポーツ団体などとの連携を密にし、地区ごとの青少年育成関係の行事にも積極的に参加しています。
また、新年度の学校訪問や地区ごとの活動をまとめた広報紙を発行し地区内や各学校に配布することにより連合会と連携して地域や学校との良好な関係を作っています。
②優良図書の普及
上尾市では、推進員が3つのグループに分かれて月に一回児童館のこどもの城で「おはなし会」を開催し、子どもや保護者の方々の前で絵本の読み聞かせや大型紙芝居の披露をしてよい絵本の普及と子育て中の親とのふれあいを図っています。
アッピーランド、自然学習館、図書館でも定期的に大型紙芝居を披露し、地域によっては小学校での読み聞かせ活動を行っています。紙芝居の中には、上尾市の民話作品も多数あり、地域の民話を披露することで文化の伝承に務めています。>>紙芝居紹介動画はこちら
③地域における家庭の支援および見守り活動
地域で家庭を支援する活動として、毎月第3日曜日を「家庭の日」とし広報紙などで普及につとめています。また、平成14年には「家庭の日」PR用ののぼり旗を作成し、各種青少年育成関係の行事にて活用しています。
見守り活動の一環としては、連合会地区会議と連携して各学期始めに地域の小中学校であいさつ運動の実施および地区ごとに安全パトロールを行っています。
④有害環境の浄化
埼玉県青少年健全育成条例に基づく調査啓発活動に取り組み、地域全体での環境浄化活動の成果があり、数年前まで、チラシや張り紙などであふれていた電話ボックスはなくなり、コンビニエンスストアやビデオ店では、区分陳列が徹底されるようになりました。上尾市では、自動販売機の撤去を積極的に取り組み、平成13年2月には市内全域から一掃されました。
現在は毎年3月と7月に上尾駅周辺にて環境浄化活動と啓発活動を行っています。
⑤地域活動の充実
各地区ごとに連合会と連携して青少年育成活性化事業として「元気フェスタ原市」「子どもふれあいまつり」「昔あそび大会」「自然観察会」など地域の特性を生かした行事を行い参加者との交流を深めています。
また、毎年12月の「ぐるっとくん地域めぐり作戦」では、各地区中学校との打ち合わせやコース選定など連合会地区会議事務局として大事な役目を担っています。
以上が、現在の上尾市青少年育成推進員の主な役割および活動内容です。